自分の人生に点数を付けてみた
■はじめに
僕のことをよく知っている人はご存知かもしれないですが、僕は幸福について考えることが好きです。
ということで今回は幸福についての記事を書きますので、興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。
■自分の人生に点数を付けてみた
先月くらいにふと思い立って、自分の人生の幸福度を、1年ごとに10点満点で採点してみました。
(幼少期は記憶が曖昧なので外しています)
1点が最悪、10点で最高というように自己評価したのですが、平均すると「4.6点」とまあまあ低い結果になって悲しい気持ちになりました。
親が見たら悲しみそうなので、どうか親にだけは見られないことを祈ります。
■分析してみる
点数をつけただけでは何の意味もないので、ざっくりと分析したいと思います。
①点数が低い箇所に注目する
まず点数が極端に低い箇所に注目します。
すると、「中学1年生」、「高校2年生」、「社会人1年目」で2点になっています。
一体何があったのかという話ですが、中1ではクラスメイトにいじめらまして、高2では柔道部の部長になるも同期と後輩が言うことを聞かない状況。社会人1年目では仕事が出来なさすぎて上司先輩に怒られまくるという状況でした。
②点数が高い箇所に注目する
大学2~4年生、社会人3~4年目(転職後)で、7点から8点になっています。
大学2~4年は、サークルの活動と彼女と過ごすのが楽しかった記憶があります。
社会人3~4年は、仕事と社会人サークルも楽しくて、特に不満がないという感じです。
③5点付近の箇所に注目する
小中高の12年間が5点以下で推移しています。これは「楽しくはない」という状況ですね。
要因としては、学校のクラスで過ごすことが苦手だったことが大きいと思っています。
■分析した結果
上記の内容を見ると、どうやら僕の幸福度は人間関係と密接に関わりがありそうです。
「人間関係が良いときは点数が高く、悪いときは点数が低い」というシンプルな結果になっています。
幸福に関する本の中で「人間関係と幸福は密接な関係がある」という内容を見た事があるので、僕の結果はおおよそ正確なもののような気がしています。
あまりにざっくりしている分析なので、もう少し詳細に記憶を辿れば別の要素も出てきそうですが、一旦はこれで結論付けます。
■短期的視点で見た幸福と、長期的視点で見た幸福の違い
(※少し難しいので、興味のない方は読み飛ばしてください)
今回は1年という長期的視点で幸福を考えましたが、これを1日程度の短期的視点で考察すると、幸福の要因は変わる事が予想されます。
例えば、「今日食べた晩ごはんが美味しかった」という出来事があったとします。
これは1日の幸福度を上げることには関係しそうですが、1年の幸福度を上げることにはあまり関係しないでしょう。
このように、「晩ごはんが美味しい」のようないわゆる快楽的要素は、短期的に見ると幸福度を上昇させますが、長期的に見ると幸福度への関わりは薄いものになります。
一方で「人間関係が良好であること」はどうでしょう。
例えば、「両親と仲が良い」という事実であったとします。これは1年の幸福度をあげることには関係しそうですが、1日の幸福度を大きく上昇させるとは少し考えづらいですね。
(「両親と仲が良いから今日はとても幸せだった!」という状況は少し違和感を感じます。)
このように、「人間関係が良好である」ことは、短期的に見ると幸福度を大きく上昇させる要素にはなりづらいですが、長期的に見ると幸福度を上昇させる要素になります。
■人生を7〜8点程度の幸福であり続けるためには
矛盾しているようですが、人間関係が良好だからといって、毎日がいつも楽しいというわけではなさそうです。「人間関係が良好である」ことは幸福にとって重要な要素ですが、毎日の生活の中では「辛くはない」程度の感覚になる事が予想されます。
毎日の「辛くはない」を構成している要素に目を向けると、人間関係以外にも人生を幸福にする要因が見えてきそうですね。(おそらく価値観、健康などが該当すると思います。)
■最後に
という感じで久しぶりに文章を書いてみました。
実はこの内容は自分の中でもしっくり来ていない部分がありまして、それは「10点の人生を生きるための方法」について言及できていないという点です。
というのも、僕の人生の中で胸を張って「この一年は最高だった」と言えるような経験はしていないので、まだまだ未知な部分が多すぎるわけです。
最高の人生を実現するためには、まだ僕が気付いていない事をこれから発見しないといけないと思うので、引き続き幸福について日々考えていきたいと思います。